永田涼香さんを初めて観たのは、2016年11月の「のぞまれずさずかれずあるもの」で。
あれからまだ2年も経っていなかった。
このときは徳永梓さんが出演で観に行ったお芝居だけど、元気があって目立つ女優さんだった。
開演前受付で靴を間違えられると嫌だから中に持って行っていい?と永田涼香さんに訊いたのをおぼえている。
そんなつまらないことを訊いたのが最初の出会いだった。
受付の女性だと思っていたら女優さんだった。
永田涼香さんが気になって観に行くうちに元気なだけじゃなくて俳優としての才能がある女優さんだなと思っているうちに主役を任せられる看板女優に成長された。
今回の一人芝居 枳殻の容 からたちのかたち は、最初は普通かなと思って観てたけど、中盤から終盤には一人芝居なのに相手がいるように見えてというか想像できるお芝居を演じてくれた。
あれだけの長台詞を頭に入れるだけでも凄いのに、感情を表現しながら相手がいるように演じて見せてくれて上手くなったな、成長されたなと思った。
映画はご縁を感じることはないけど、演劇は人から人へとご縁によって広がって行く。
永田涼香さんとは徳永梓さんとのご縁で会えた。
自分が望む人に会わせてもらっていると思っている。
見えない力によるご縁に感謝している。