松葉祥子さんにお知らせを頂いて観に行った初JACROWのお芝居だったけど、
刑事役の谷仲恵輔さんと小平伸一郎さんのセリフ、話し方が普通の会話を聞いているようで、
いかにもお芝居という雰囲気は全くなくてこのお芝居にのめり込めた。
児童放置死事件の被疑者、松葉祥子さんがこんなに凄い役者だったのかと驚き、
つかみ掛かるシーンの松葉祥子さんの表情が、演技が演技とは思えなかった。
この空間で実際に起きてる事件を観てるそんな迫力があった。
小声で話す弱弱しさと大声でつかみ掛かる強さを両方演じてくれた。
谷仲恵輔さんは観てるうちに、役所広司さんの声、話し方、雰囲気まで似てるなと重ね合わせて観ていた。
谷仲恵輔さんも自分の家庭環境、離婚して男手一つで小さい子供を育てていて、イライラしていて
被疑者の松葉祥子さんに厳しく当たるんだけど、取り調べが進むうちに自分も被疑者も変わりないということがわかってきて、穏やかになり最後はどうして放置死という最悪の結果になってしまったのかと
気の毒に思っているんだろうなと推測できた。
このお芝居警察署内取調室での会話劇ということで、期待していなかったけど、
3年間でかなりお芝居観て来たけど、記憶に残る忘れられないお芝居になった。
松葉祥子さんがお知らせをくれる出演作は、当たりばかりなので感謝しています。
JACROW次回作を期待しています。
松葉祥子さんからのお知らせを楽しみにしています。
松葉さんは小柄だけど、あんな迫力を持った女優さんだとは全くわからなかった。
今回の『消失点』は役者さんの上手さに、脚本の上手さに、演出の上手さに驚いた。
人形を子供に見立てる演出は流石と思わされた。
警察署長役の吉田テツタさんは、ちょこっと出てきては緊張感を解く親しみが湧く人柄を見せてくれた。
婦警役の高嶋みありさんは、本当の婦警さんのように見えた。
今回は谷仲恵輔さんと松葉祥子さんの上手さが突出していた。
部下の小平伸一郎さんも本当の優しい刑事のように見えた。
演劇は自分が知らないだけで、上手い役者さんたちが大勢いる。
素敵な皆さんにまたお会いできることを楽しみにしています。
凄いと言わせるお芝居を期待してます。