妖怪が登場し、ザムザ阿佐ヶ谷にてのお芝居なのできっとおもしろいだろうなと思って、
初観劇のたすいち公演を観て来たけど、明るくて楽しいお芝居で役者さんたちもみんな若くて新鮮だった。
陰陽師一家と、そこに居つく妖怪たちのお話だったけど、可笑しさが散りばめられていて楽しかった。
お化け、幽霊、妖怪が本当に怖い話だと苦手なんだけど、
優しくて可愛くてそばに居ても良いかなと思える魔物だと楽しく面白く観ていられる。
背筋がぞーっとするようなお化け話は観たくないけど、たすいち公演の妖怪たちは居たら面白いと思えた。
初めて観る女優さんたちばかりだったけど、素敵な女優さんたちだった。
けらけら女役の松倉彩夏さんは長井短さんと共通する雰囲気を持った女優さんだった。
父 到(いたる)役の村松ママンスキーさんは味のある役者さんだった。
母 説子(せつこ)役の小鶴璃奈さんは地味なお母さんを演じたけど、印象に残る演技を見せてくれた。
真嶋一歌さん、三品優里子さん、みやでらみほさん、加瀬恵さん、白井肉丸さん、黒沢佳奈さん、青山祥子さん、永瀬沙弥さん、みなさん個性のある女優さんでまた観たい皆さんだった。
永瀬沙弥さんが演じた妖怪キズミは本当に居るかも知れないと思えた妖怪だった。
心に傷をつける妖怪、キズミ。
長男 創(そう)役の窪田裕仁郎さんは観たことある役者さんだと思ったら劇団海賊ハイジャックの役者さんだった。
次男 唱(しょう)役の野澤太郎さんとキョーコ役の黒沢佳奈さんは相手を気遣い過ぎて似たもの同士だった。
携帯電話の式神を演じたみやでらみほさんも面白い役をされて印象に残った。
祖父 裂(れつ)を演じた末永全さんは若いのにお爺さん役がぴったりだった。
猫の十兵衛役の佐藤修作さんもおもしろかったにゃー。
たすいち公演を初めて観たけど、次回もまた観たい劇団になった。
まだまだ知らない素敵な劇団、役者さんたちが大勢いるので触覚が引っかかったら観に行こうと思っている。
目に留まるチラシを作ってください。
キズツクキカイは明日17時30分が千秋楽。
お休みの方は観に行ってね。