フグは調理人によっては毒を持ったまま

内閣法制局長官が、フグは肝を外せば食べられると言われた。

調理人の腕次第では肝の取り忘れで痺れが出たり死者が出たりで、取扱い要注意の食べ物だけど、

安保法案をフグに例えて肝を取りさえすれば安全だと言うことを説明したかったんだろうけど、

逆に、安保法案の運用次第では国民を死に至らせますと説明されたようにも思え、
とても正直な内閣法制局長官だと感心した。

内閣の顔を立てつつ安保法案の国民への危険性を示唆してくれた。


国民に危険が及ぶ可能性がある法案は合憲だろうが違憲だろうが廃案にすべきだ。


富国強兵、列強諸国に追いつけ追い越せで大陸進出し、満州事変から太平洋戦争に突入し、
広島、長崎への原爆投下で終戦に至った戦前の政治状況を思い合せる必要がある。

国家を豊かにし、国民を守るために安保法案は必要という思い込みが国民を犠牲にし不幸にするという歴史を忘れないでもらいたい。


中国の軍事的台頭があるから安保法案は可決しなければと思っているんだろうけど、
可決すれば戦争ができる国、戦争する国、日本と世界が思うことは間違いない。

簡単に言えば安保法案は戦争ができるようにする法案だということだ。

　
日本には憲法９条があるから世界から日本は戦争しない国だから安全、心配なしで、尊敬、リスペクトされているのに、自ら放棄しアメリカの手下になって世界と戦争をする国だと思われて何の得があるのかなと思わざるを得ない。

日本は個別的自衛権で十分に国家国民を護ることができると聞いているので、
集団的自衛権を行使する安保法案は廃案にすることが国民にとって絶対の安全保障だと思う。


世界の平和が日本の平和につながり、日本の平和が世界の平和に貢献するんだとの認識で政治家にはいてもらいたい。


瀬戸内寂聴先生が老骨に鞭打ち頑張って説法されていらっしゃる。


その思いを若い世代が理解せずにどうする！

君たちが日本の未来を左右する。

君たちの将来は君たちが握っている。


明るい将来を選ぶのか暗黒社会を選ぶのか。