日曜日、ペミヒャンさんの劇場アートカフェ百舌にて、
アート企画陽だまりさん企画作品『樹の祭り』を観てきた。
中国、韓国、日本は文化が近い国だということを教えてくれた。
天地を分けた巨人
岩屋にかくれたお日様
ネギを植えた人
木になった若者
岩屋にかくれたお日様は日本の天照大神の天の岩屋戸の話と共通するし、日本の神話、古事記と似てることがわかる。
木になった若者は、ノアの箱舟の話でもあり、東日本大地震で津波に襲われた東北で自分の命よりも他者の命を優先した尊い人々とも共通するお話だった。
自分さえ良ければと思う今の時代ではあるけれど、他者を救うために木になった若者のお話は生きて行く上でお手本になる人間愛を見せてくれた。
泉正太郎さんがその若者を演じたけど、以前と比較し、力が抜けて素晴らしい演技ができる俳優に成長された。
四つのお話は分かり易く見せてくれて、示唆に富んでいて人としてどう生きるべきかを教えてくれた。
木になった若者のお芝居は小学校で道徳教育の一環として子供たちに見てもらうと良いと思う。
自分だけ良ければそれで良いと思う人間と、他者を気遣い、大切に思う人間とどっちの人になりたいですかと考えてもらうのに丁度いいと思う。
中国、韓国、日本は同じ文化を持っている共通の国々だという認識を持って近くて近い国、民族になればと思う。
分かり易い楽しいお話で良かった。
劇団遊戯さんには、袋のケムリの再演をお願いしたい。
この後は打ち上げに参加させて頂いた写真です。
また明日。