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Channel: 朝ぼけのひとりごと
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碑夜十郎 上 下 半村良 集英社文庫

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古本屋さんで見つけて買った『碑夜十郎』(いしぶみやじゅうろう)は江戸時代劇が好きな読者にはお勧めの本。


時は天保、ところはお江戸。
闇にそびえる巨大な石碑の傍
らに正体不明の男が素っ裸で
倒れていた。通りかかった美
女お絹が、自分の長屋に連れ
帰る。お絹は男に一目惚れ、
せっせと面倒を見はじめる。
名無しじゃあ困る、というこ
とでつけた名前が碑夜十郎。
お絹も正体が定かではないが、
なぜか河内山宗俊率いる天保
六花撰の面々と繋がっていた。
悪を憎む男と、世の中に不満
を抱く面々が動きはじめる。


先を早く読みたいけど、読むのが惜しいのでいろいろやってから寝る前に読んで上巻が終わり、下巻が待っている。


下巻は、

権力をカサに賄賂はとるわ、
町人の若女房を手ごめにしよ
うと企んだりのやりたい放題
が、幕府の上から下まで蔓延
していた。いろいろな仕掛け
で役人たちと渡り合う夜十郎
と河内山たち。少しずつ記憶
を取り戻す夜十郎だが、どう
やら時代を超え、江戸時代に
迷い込んでしまったらしい。
そんなところへ“巨人様”と
呼ばれる謎の男が出現。半村
良の時代SFの傑作。


と言うことでSF時代劇だとわかるけど、面白い。

井上ひさし先生と共通する面白さがある。

半村良先生の本も読まなければ!

この本も登場人物が動き回る楽しい本だ。


面白い楽しい本に出合うとテレビはつまらなくなる。

本は最高の娯楽だ。

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