前半と後半では、質、内容がガラリと変わってなめて観ていた自分が騙された。
高校演劇部のシェイクスピア ロミオとジュリエットをモチーフにしたお芝居をどのように演じるのかという話かと思って観ていると、演劇部仲間たちの裏側の人間性の暴露がお芝居の主題となって、最後はロミオとジュリエットの登場人物に合わせた復讐劇となって結末を迎える。
井上ひさし先生の劇中劇とはまた違う迫真の舞台で、
主役の芦澤知鼓さん、岸田大地さんの演技が素晴らしかった。
芦澤知鼓さんは、明るい表情から意地悪な表情へ、そして怖い女子高生の表情へと3変身され、
同じ人物なのかと驚かされた。
藤真廉さんは美魔女で明るい役をされて、今回は普通のようで精神異常の感じの女子高生を上手く演じて魅せてくれた。
出演者皆さんが上手くて観てるうちに劇中劇の劇中へ惹き込まれた。
牡丹茶房の公演は初めてだけど、烏丸棗さんの作・演出が素晴らしかった。
藤真廉さんとのご縁で、お陰様で素晴らしいお芝居を観ることができました。
ありがとうございました。
次回公演を楽しみにしています。
よろしくお願いします。
あさぼけ