宝塚シリーズ 男役 とは違い、ヤクザの組長を狙うヒットマンが登場し裏社会の人間模様と宝塚娘役の成長を併せた奇抜な設定で楽しませてもらった。
宝塚の若手娘役と、
ひそかに彼女を見守り続ける
宝塚ファンのヤクザの組長。
決して交わるはずのない二人の人生が
一瞬、静かに交差する―。
最後はなんとなく想像できたけど宝塚に相応しい終わり方だった。
物語の始まりは劇的でないと感情移入できない。
娘役でも泣かされた。
男役、娘役どっちが好きかと言えば、『男役』。
宝塚が濃密だから。
『娘役』を読んで、宝塚歌劇団において娘役あっての男役スターだということを理解した。
感想もっと書きたいけど、ネタバレになるのでこれで終わり。
社会の憧れの明るい頂点に立つ宝塚歌劇団と暗いヤクザの世界がどのように関わる物語なのか宝塚ファンの皆さま読んでみてね。
『男役』『娘役』両方読んでね。
小劇場女誑し、レズビアン王寺ミチルシリーズも是非。