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Channel: 朝ぼけのひとりごと
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鈴木邦男先生の慧眼

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鈴木邦男先生の2012年のインタビューオピニオン記事と当時の自分の感想

『天敵がいなくなった右』のなかで、安保法案可決後の心配事を予見していたかのような記事を書かれているので、是非読んでもらえればと思う。



― 憲法について、今はどう考えていますか。

 「変えたらすべて良くなるとはもう思いませんが、たとえ何一つ良くならなくても、変えて、
押し付けられた感を払拭する必要があると思います。ただ、一時の勢いで変えてしまうと禍根を残す。
今の雰囲気に乗じて変えてしまうと、アメリカの戦争に全部協力して自衛隊がどこにでも出て行っちゃうような憲法になりかねません。憲法は本来、政治家を縛るためのものなのに、政治家が国民を縛る憲法になってしまう危険もある。自由のない自主憲法よりは、自由のある占領憲法の方がまだいいし、
アメリカから押し付けられた憲法を変えようと頑張った結果、よりアメリカに従属するなんて笑えない冗談です。じっくりと時間をかけ、専門家を巻き込んで丁寧に議論すべきだと思います」

ここを読んで鈴木邦男先生の右翼なのに中道リベラルな、国民を日本の国益を第一に思うお考えに尊敬を新たにした。

今の日本国憲法はアメリカにとって敵国だった日本の軍国主義からの国民の解放を主眼にして制定された日本国民のための憲法だ。

基本的人権、すべて国民は個人として尊重される、法の下の平等、選挙権、思想・良心の自由、信教の自由、集会・結社・表現の自由、通信の自由、・・・・・

個人にとって、日本国民にとってしっかり守ってくれている日本国憲法を改憲することが、利益になるのかどうかを見極めないと太平洋戦争に向かったのと同じ道を歩むことになる。

日本を打ち負かしたアメリカだから憲法を変える強権を持っていた。



安保法案を数の力で成立させ、今度は自民党改正憲法を狙ってくるけど、

国家、政府、政権に都合の良い憲法に改憲されてしまったら、国民はもう政府批判、政治家批判ができなくなってしまう。

今回の国民の声、意思、行動を完全に無視した政権与党の国会での安保法案成立過程を忘れずに、
選挙で民意を示さないと国民が馬鹿にされることになる。

一年前のことを国民は覚えているわけがない。

衆議院選挙では経済を優先させれば安保法案の強行採決なんて思い出さないなんて舐められてると思う。


国民がすべきことは自分の考えで投票すること。


70年平和が続いた戦後を取り戻すか、戦前に戻るかの岐路に立っている。


戦争しない日本はそのことで世界から尊敬されていた。


もう一度我々は、アメリカが与えてくれた平和憲法のお蔭で平和に暮らしてこれたことを再認識する必要がある。


鈴木邦男先生の『天的がいなくなった右』を全文読んで平和憲法、国民主権、国民擁護の日本国憲法を再考されて欲しい。


右翼だった先生が国民主動中道を歩まれていることに感銘を受ける。


尊敬する鈴木邦男先生だ。

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