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Channel: 朝ぼけのひとりごと
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カムアウト 燐光群 31日(木)まで 下北沢ザ・スズナリ

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小野寺ずるさんが出演されるので予約した燐光群 カムアウト は、大人が満足する素晴らしいお芝居だった。

始まりの主役宗像祥子さんサヨと高瀬弥生さんアイコの姿にエロティックな展開を予想したけど、
女が女を愛する真面目な社会派内容だった。

27年前に初演と言うことはかなり圧力もあっただろうと思った。

今の時代でも差別的に見る思う人が少なからず居るのだから大変な社会テーマを選んだと思う。

男と女と言う性を超越してしまえば、好きな人を好きになるそれだけのことなんだけど、
それが大変な事だとは思う。

女は子供を産むのが義務だという決めつけがあるからレズビアンを変態扱いする社会認識が根付いてしまっている。

結婚したくてもできないもてない縁がない男、女と自由が好きで結婚したくない男、女と、
ホモ、レズと言われてしまう男、女がいて、それぞれの人生を生きたいように生きることが基本なんだけど、社会圧力は厳しいものがあると認識することができた。

今の時代は経済的に困窮するので結婚できないということも一つに数えられる。

自分にはいくつも当てはまって結婚できないでいる。

一番の理由は性格が悪いということだけど。


自分の親でさえ説得する理解してもらうのは難しいと思う。


お母さん役の重田千穂子さんが生涯隠し通して欲しかったという気持ちも理解できた。

自分の子が女が好きなレズビアンだと言われても納得するまでには時間がかかる。


27年前にレズビアンを題材にして社会に問うのは相当の勇気、覚悟が必要だったと理解する。

このお芝居終わってみれば2時間40分の長時間だったけど、素敵なお芝居だった。

トイレが気になってしまったけど、演劇だから十分理解、納得できた。


小野寺ずるさんが出演されるので観ることにした『カムアウト』だったけど、
人ってどういう存在なんだろうとか、少数者に対する差別、偏見に打ち克つには自分が強くないと社会に潰されてしまうと教えてもらった。

性を超越して好きと思える人を好きになるって本当は自然、普通のことなんだろうけど、
社会規範が許さない。

男は仕事をして、女は子供を産み育てる。

そういう認識が薄れてはきているけど、まだまだ大変なことだと思う。

 
ロ字ックも良いけど、小野寺ずるさんが客演する劇団が素敵で燐光群もファンになってしまった。

シンクロ少女もファンになったし、小野寺ずるさんにはこれからも素敵な劇団の客演で初めての劇団を観せてもらいたい。


燐光群『カムアウト』は31日(木)まで

残り5公演ありますので、是非観に行かれてください。

今回出演された素敵な女優さんたちのファンになりました。


燐光群次回作を楽しみにしています。


宗像祥子さんにまたお会いできる次回を楽しみにしています。

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