百花亜希さん出演のお芝居をいくつも観て来たけど、百花亜希さんは素敵な本当の意味での女優さんだ。
今回のキコ Lullaby は、近未来日本の戦争社会を表現した、現在の日本社会、政治を風刺したお伽噺でもあるし、結婚制度に囚われない単に男女の愛を表現したお芝居でもあるし、ちょっと理解が難しいお芝居だった。
前回のキコ、サンダルウッドは分かりやすく直接胸に響いたけど、今回は難しい分理解に時間がかかる。
理解できないでそのままかもしれない。
最後もどう理解していいのかわからず、人それぞれの解釈でいいのかなと思った。
芝居というバーチャルリアリティーの世界に連れ込まれた感が強い。
百花亜希さんは、劇団でん組 家族の神話 の弁護士役とは全く違う、夢に登場するような女性を演じてくれた。
阿佐谷ザムザは虚飾集団廻天百眼のお芝居のイメージが強くてどんなお芝居になるんだろうと思っていたけど、大道具のない、小道具が少しだけのシンプルさで夢を見せてもらった。
百花亜希さんが出演する次のお芝居は、大帝の葬送。
今回のお芝居よりもさらに難しいお芝居になりそうだけど、百花亜希さんが出演されるので観に行く。
もう予約できます。
ファンになった女優さんを追いかけて観に行くのは次はどんな役をされるのかなという楽しみがある。
難しいお芝居だけど、皆さまも観に行きましょう!