北面の武士佐藤義清は、決然と出家した。
忘れ得ぬ女院への激しい恋を秘め、
仏の救いを願いながら歌に執着する懊悩の日々。
源平の争乱の世に歌一筋、草庵閑居と漂泊の旅。
矛盾と相克の末に西行は、わが心ひとつがついに捕えきれないことを悟る。
人間西行を描いて深い感動をよぶ、芸術選奨文部大臣賞受賞作。
何とか読み終わったけど、難しかった。
古文、和歌の理解力がないからまたいつか読まないとだめだ。
佐藤義清のりきよ 後 西行
待賢門院璋子 たいけんもんいんたまこ への恋情が前半
後半は崇徳院への憐憫 哀れ心
大雑把に、平安時代、天皇、和歌、奥州藤原清衡を頭に入れた。
義経が東北へ頼って行った理由を西行を通して勉強できた。
古代史は朝鮮半島情勢と倭国日本の関係が密接につながっていて面白いので何冊も読んでなんとなく理解してるけど、
平安時代は源平合戦しか知らないので天皇、武士、和歌を勉強しようと思った。
朝鮮半島情勢古代史がわかると現代政治劇も変わらないことに気が付く。
日本と韓国、北朝鮮は複雑にリンクしている。
瀬戸内寂聴先生の平安時代作品をもっと読んで平安時代を和歌を理解したい。