瀬戸内寂聴先生 白道 は、難しいので合間に先に読んじゃった。
その五 うらかた は、花粉症が今よりひどかった3月頭に電車の中で読み終わった。
涙が溢れて恥ずかしかったけど花粉症で目をこすってるように見えるだろうとマスクしてて良かったと思った。
本所おけら長屋 は、だいたい五話で電車乗ってるうちに一話読み切れる。
万松の二人がやらかすぶんには泣かないで済むけど、
知恵出し合って一件落着の話は泣かされる。
メリハリがあって分かりやすくて最後泣かされる。
最新刊 十は買ってあるけどまだ読めない。
先が無い。
本所おけら長屋 九
その壱 まいわし
その弐 おてだま
その参 すがたみ
その四 かんざし
その五 うらかた
「島田先生からお聞きしたが、おけら長屋は騒動の宝庫とか。嬉しそうに、そうおっしゃっていた」
松吉は吹き出しそうになる。
「冗談じゃねえですよ。長屋に十人の人がいりゃあ、十通りの騒ぎが起こる。その騒ぎに十人が首を
突っ込むんですから、騒動は果てしなく広がるってわけで。でもね、騒動が丸く収まりゃ、十人で喜べる。しくじったら、悔しさや悲しみを十人で分けりゃいいんで。そんなもんでさ」
万松の二人が馬鹿だねと思ったり賢いねと思ったり、やるね!と思ったり万松の二人が居ないとつまらない。
登場人物では冷静な島田鉄斎さんになりたいけど、どちらかと言えば、そそっかしい万松の二人に近い。
本を読んで早く新刊が出ないかなと思ったのは初めて。
江戸庶民の世界へ皆さんもページをめくりましょう!