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裏では大英帝国と通じ、天皇を徹底的に
政治利用して攘夷を主張する薩長のテロが吹き荒れる中、
血に飢えた欧米列強に対して、幕府滅ぶとも国ほろぼすまじ、
という決死の覚悟で交渉に臨み、専守防衛に徹した徳川日本の幕臣官僚たち。
薩長史観の過ちを正し、偽りの歴史に終止符を打つ話題沸騰の維新論、第二弾。
「明治維新という過ち」の続編
インパクトは「明治維新という過ち」に比べると弱いけど、
事実の裏打ちによって江戸幕府の衰退、瓦解は避けようがなかったと理解できた。
金と銀の交換比率によって財力が傾き、
死の商人イギリスが薩摩長州に武器を流し、幕政を終わらせたことが良く分かった。
このアメリカ南北戦争の事例が一つの典型であるが、イギリスは幕末日本においても反政府勢力、即ち
「尊王攘夷派」を、具体的には薩摩・長州を裏で支援したのである。
おかしな話ではないか。反幕勢力に属する下級武士や更に下層のテロリストたちは「復古!」を喚き
「攘夷決行!」をスローガンとして社会を騒乱状態に陥れている。その尊攘撃派の属する主体組織が 攘夷のターゲットであるはずのイギリスと組んでいる。尊攘派が倒そうとしている幕府は対外協調路 線を採っている。実は、この構図こそが幕末政治構造の重大な実態なのである。
これはもう、国家転覆を企図した完璧なクーデターである。そして御所を焼き討ち、天皇を拉致す るという発想自体が、長州激徒ならではのものであると言えるだろう。
口先で「勤皇」を喚く長州劇徒に「勤皇」「尊皇」の真意など全くないことを如実に物語っている と言えよう。彼らにとって、天皇は徹底して単なる道具であったのだ。そういう長州だからこそ、平 気で御所の焼き討ち、孝明天皇の拉致を計画できたのである。
この三か所が幕末、明治維新と言われている実態だと知った。
「明治維新という過ち」「列強の侵略を防いだ幕臣たち」二冊を読むといかに真実とは違う歴史を信じ込まされてきたかということがよくわかる。
この本を読んだらまた古代史を読みたくなった。
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裏では大英帝国と通じ、天皇を徹底的に
政治利用して攘夷を主張する薩長のテロが吹き荒れる中、
血に飢えた欧米列強に対して、幕府滅ぶとも国ほろぼすまじ、
という決死の覚悟で交渉に臨み、専守防衛に徹した徳川日本の幕臣官僚たち。
薩長史観の過ちを正し、偽りの歴史に終止符を打つ話題沸騰の維新論、第二弾。
「明治維新という過ち」の続編
インパクトは「明治維新という過ち」に比べると弱いけど、
事実の裏打ちによって江戸幕府の衰退、瓦解は避けようがなかったと理解できた。
金と銀の交換比率によって財力が傾き、
死の商人イギリスが薩摩長州に武器を流し、幕政を終わらせたことが良く分かった。
このアメリカ南北戦争の事例が一つの典型であるが、イギリスは幕末日本においても反政府勢力、即ち
「尊王攘夷派」を、具体的には薩摩・長州を裏で支援したのである。
おかしな話ではないか。反幕勢力に属する下級武士や更に下層のテロリストたちは「復古!」を喚き
「攘夷決行!」をスローガンとして社会を騒乱状態に陥れている。その尊攘撃派の属する主体組織が 攘夷のターゲットであるはずのイギリスと組んでいる。尊攘派が倒そうとしている幕府は対外協調路 線を採っている。実は、この構図こそが幕末政治構造の重大な実態なのである。
これはもう、国家転覆を企図した完璧なクーデターである。そして御所を焼き討ち、天皇を拉致す るという発想自体が、長州激徒ならではのものであると言えるだろう。
口先で「勤皇」を喚く長州劇徒に「勤皇」「尊皇」の真意など全くないことを如実に物語っている と言えよう。彼らにとって、天皇は徹底して単なる道具であったのだ。そういう長州だからこそ、平 気で御所の焼き討ち、孝明天皇の拉致を計画できたのである。
この三か所が幕末、明治維新と言われている実態だと知った。
「明治維新という過ち」「列強の侵略を防いだ幕臣たち」二冊を読むといかに真実とは違う歴史を信じ込まされてきたかということがよくわかる。
この本を読んだらまた古代史を読みたくなった。