古本屋さんで見つけた鬼譚草紙は、挿絵が素晴らしくて買った本だけど、
話も面白くて平安時代に思いをはせることができて楽しかった。
魑魅魍魎が跋扈する平安時代の都を舞台に、
鬼と人が交わり、人が鬼と化し、鬼が人を喰らう、
官能怪奇短編集。「染殿の后 鬼のため嬈乱せらるる物語」
「紀長谷雄 朱雀門にて 女を争い鬼と双六をする話」
「篁物語」を収録。当代一の物語作者と世界的イラストレーターの
想像力が紡いだ、妖艶で蠱惑的な物語絵巻。
百鬼夜行、鬼、地獄、陰陽師が登場する物語は夢があって楽しい。
夢枕獏さんの「陰陽師」も読んでみよう。
現代に飽きたら平安時代にトリップしましょ!