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Channel: 朝ぼけのひとりごと
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末世炎上 諸田玲子 講談社文庫

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豊かな髪を持つ美貌の娘、髪奈女。(かみなめ)
記憶を失った髪奈女を拾い上げた、うだつのあがらぬ役人橘音近。
名門に生まれながら、無為に遊び暮らす在原風見。
付け火に怯え、末法思想の蔓延る平安京で、
大掛かりな政治的陰謀に巻き込まれるなか、三人は、ぎこちなくも、
自らの生きる道を選びだす。
傑作時代青春小説。


諸田玲子先生には「天女湯おれん」でご縁を得た。



平安時代の小説は言葉の意味を調べながらの読書なので、前進するのに時間がかかり後半からは速く読めたけど、時間がかかった。


江戸時代の小説はよく読むのでだいたいの意味はわかるけど、
平安時代の物事は耳慣れない知らない言葉ばかりで電子辞書で調べ調べ前進したので読むのに時間がかかった。

小野小町に憑依されたと言える200年後の髪奈女の不思議な物語。

平安時代が面白く、ブックオフで瀬戸内寂聴先生の「月の輪草子」を見つけて続けて平安時代小説を読んでいる。


月の輪草子 講談社文庫

崇拝する中宮定子を慰めるため、「枕草子」では美しいことばかり描いた。
智識と才気で紫式部と反発し合った清少納言も、いまは山の庵でひとり九十を迎える。
自分の定命がわからないのも仏の慈悲。
心には華やかな宮中での日々が蘇る。
九十歳の著者が九十歳の清少納言に乗り憑ってのモノローグ。著者渾身の意欲作。


平安時代小説は江戸時代小説と比べると少なく読む機会も少なくよくわからない知らない時代だけど、
読み始めると面白い。

古代史は好きで蘇我氏、大化の改新あたりはよく読むけど、
平安時代は夢枕獏先生の陰陽師しか読まないので平安時代も続けて勉強しようと思う。

小説は現代よりも時代小説が好きだけと、古代史との中間の平安時代も読んで勉強しようと思う。

読書は面白い。

本を読んでタイムトラベルしましょう!

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